[レポート]プリペイドで簡単にAWSを利用!「Educloud」を通したPublic Sector Best Practice #AWSSummit
AWS事業本部インテグレーション部のいわほりです。
本記事はAWS Summit Tokyo 2019のセッションレポートです。
概要
- セッションタイトル:プリペイドで簡単にAWSを利用!「Educloud」を通したPublic Sector Best Practice
- スピーカー:MEGAZONE Corporation 監査役/ガーラジャパン代表取締役 CEO 金志芸様
- 概要:以下のとおり
公共・官公庁・教育機関の方の多くは、クラウドを利用するにあたりクレジットカード払いや利用料により変動する課金形態ではなく「決まった金額でやりたい」との声をよく頂戴いたします。 このセッションでは、プリペイド型で決まった金額でAWSを始められるEduCloudについてそのメリットを含め紹介します。
MEGAZONE社について
1998年に設立されて以来、業績は継続的に伸びている(毎年200%の成長を続けている)
- 2009年からAWSパートナー
- APAC Partner of the Yearを獲得
- アジアで初めてEducation Competencyを獲得
- クライアント数は全世界で1200
- 社員数は700名以上
- クラウドイノベーターとしてお客様と成長
- 主に、アメリカと韓国でビジネスを伸ばしてきた
- 実績
- 顧客のAWS利用方法の改善によりコスト削減を実現
- 適切なサイジング
- インスタンスタイプの見直し
- インスタンスの休眠状態の指摘およびその結果に基づく改善
- RIの最適化
- Auto-Scale化
Educloudについて
- 名称は「Edu(cation)」だが、一般企業も利用可能
- 開発のきっかけ
- クラウドシステム利用者は費用の最適化について悩んでいるのではないか?
- 正しいサイジング、構成の最適化、RIのマネジメントを必要としているのではないか?
- 多くの顧客が共通の悩みを抱えているのではないか?
- 公共機関のクラウド利用について
- もっとクラウドを利用したい
- 設定された予算毎の利用状況を把握したいという要望が多い
- AWS利用時の考慮点&課題&悩み
- クレジットカードが必要
- 法人クレジットカードを持てない
- 165を超える大量のサービスそれぞれに対して、詳細な設定を最適化するのが難しい
- 十分なAWSのノウハウがない
- サービス開始時の設定をシンプル&容易にしたい
- 基本的なサーバー構築手順を簡素化したい
- 定額利用したい
- 学校でクラウドシステムを使用する際に全員がAWSに登録するのは難しい
- サービス利用時の手続きが複雑
- クレジットカードが必要
- もっと簡単にAWSを利用する方法を考えた結果、Educloudに至った
- Educloudの特長
- クレジットカード不要
- AWSへの個人情報登録不要
- (通常必要となる)複雑な設定不要
- 初期操作からサーバー構築に必要な時間はたった5分
- プリペイド式課金制サービス
- 予期せぬ追加課金を防止
- サーバーを自動的に中止して追加課金を防止し、一定期間データを保存
- Educloudで使用可能なAWSサービス
- 現在:EC2
- 今後の予定:RDS、S3
- EducloudのLaunchまでの予定
- 6月末:ClosedBeta版
- 7月中:OpenBate版
- 8月末:正式版Launch
- Educloudの特長
感想
今後公共機関のお客様を担当させていただく際に大変有効となる取り組みを聞かせていただきました。
貴重な機会を提供いただいた関係者の皆さまに感謝いたします。